リマーク(コメント)は、お客様からの回答が作業中に得られない場合や、 作業中に明らかになったことや、翻訳チェックの意図をお客様に伝える手段 としてお使いください。
読者に対して意味を明確にするため、英語原文にはなかった内容を加えた場合、お 客様は、この追加を誤りだと考えるかもしれません。必ずリマークを使ってその 旨を伝えてください。
上記のような場合、お客様と私たちとの間の連絡手段として、コメント機能を用い て、リマークを残してください。
i.リマークの付け方
Step 1: 「コメントの挿入」機能を用い、お客様へのコメントを記入して ください。
ii.例1:内容を明確にする
本研究の目的は、CART-Qの有効性を日本のアスリートを対象に行うことで あった。CART-Qはスポーツにおけるコーチとアスリートの関係を評価でき る質問票であり、世界中で幅広く使用されている。
iii.例2: 内容の不一致を伝える
前者においては、法的決定の正当化の過程が問題の争点であり、後者におい ては法的決定に至る過程が争点となっている。両者の過程の論理的構造が解 明されるべきであるが、本書では、後者、すなわち法的決定の正当化の構造 に焦点を当てて考察を行う。
リマークファイル
iv.コメント機能を用いてリマークを残すケースとは
訳文中で慣用的でない語句を使っている理由を説明する。
趣旨を明確にするために、翻訳原稿に情報を追加することを勧める。
対象読者への訴求力を高めるための提案をする。たとえば、学術論文に 対して、研究結果について議論する考察の追加を提案するなど。
原文中の明らかな誤りやあいまいな点を指摘する。
対訳リストにある訳語とは別の語を使っていることを知らせる。必ずそ の理由もお伝えください。
v.リマークにしてはいけないケース
翻訳チーム内での意見の違いを伝える。これは翻訳作業中にチーム内で 解決してください。
翻訳や語法の正しさについて確認するようお客様に依頼する (“Please check if this has been translated correctly”)。翻訳の正しさを保証するの は私たち翻訳チームの仕事であり、お客様の仕事ではありません。
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