参考資料2: 推奨される翻訳チェックのテクニック

 

 

 

 

I.チェック作業の流れ

 

iType A (文単位でのチェック)

iiType B (段落単位でのチェック)

 

II.分量の多い原稿についての作業

 

III.印刷して校正

 

IV.チェック手順リスト

 

 

I.翻訳の流れ

私たちは文単位か段落単位でのチェック作業を奨励しています。

 

iType A (文単位でのチェック)

 

ジルは外の空気を吸おうと思い、散歩に行くことにしました。

 

残念なことに、家を出てすぐに、強い風が吹き始め、雨も降ってきました。

 

幸い、いつも傘を持って出かけるので、すぐに傘を差しました。

 

iiType B (段落単位でのチェック)

 

ジルは外の空気を吸おうと思い、散歩に行くことにしました。残念な
ことに、家を出てすぐに、強い風が吹き始め、雨も降ってきました。
幸い、いつも傘を持って出かけるので、すぐに傘を差しました。

 

II.分量の多い原稿についての作業 

分量の多い原稿をチェックする場合、オリジナル原稿と翻訳されたものの
両方を印刷した後、最初に文章の比較対照を行い「訳抜け」がないかを
チェックすることをお勧めします。たとえば、原文中のある1段落に10
文が含まれている場合、訳文の対応する段落中にも10の文があるかを数え
ます。もし1つの文がなかった場合、1文抜けているか、言い換えなどが行
われ別の文と組み合わされているかのどちらかです。原稿全体についてこ
の作業を行った後、翻訳が正しいかどうかを各行ごとに見ていきます。こ
の際、数字、図、注番号、本文中の上付き注番号などにも注意してくださ
い。翻訳者はしばしばこうした項目においてミスを犯しがちです。

 

III.印刷して校正

ファイルをアップロードする前に、印刷してもう一度内容を確認すること
を強くお勧めします。PCの画面上だけで長時間作業していると、誤りを見
逃しがちになります。印刷して確認することで、新たな目で原稿を見るこ
とができ、PCの画面上では見逃していた誤りを見つけることができます。
特に大量の図と数字を含む原稿の場合に、この方法をお勧めします。一番
よい方法は、原文と訳文の両方を印刷し確認していくことですが、印刷が
できない場合、原稿全体のフォントの大きさを変えてもう一度読んでもい
いでしょう。

 

IV.チェック手順リスト

 

Sr. No.

項目

完了?

1.

受領したファイル

 

 

i.   英語原稿 (OriginalFilename_Original.doc)

 

 

ii.  翻訳原稿 (OriginalFilename_Translator.doc)

 

 

iii. リマーク/質問表/専門用語チェックリスト/参照文献

 

2.

翻訳ファイルの名前の変更 (例. OriginalFilename_Checker.doc

 

3.

誤訳と訳抜けがないかを確認

 

4.

文章の意味が変わっていないかを確認

 

5.

専門用語の確認

 

6.

対訳リストに従っているかを確認

 

7.

質問票のお客様の回答が反映されているかを確認

 

8.

不要なハイライトを取り除く(対訳リスト用の赤紫色のハイライトは除く?

 

9.

翻訳原稿にあるすべてのコメントを確認

 

10.

チェッカーが答えるべきコメントにすべて答える

 

12.

チェック済ファイルのアップロード

 

 

i.   OriginalFilename_Checker.doc

 

 

ii.  リマークファイル (必要な場合)

 

 

 

 

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