専門性

 

 

 

 

科学、学術、業界などそれぞれの分野の慣例に従って専門用語を使用する

 

よい翻訳とは、原文の内容が正確に別の言語で表現されているものを言います。使わ
れる用語や文は、正確でかつ文脈に沿ったものであり、またその分野の慣例を踏

まえたものでなければなりません。また翻訳は、原稿の目的と読み手に合わせて行

われることも重要です。

 

 

たとえば原子物理学における論文では、原子物理学の分野で通常使われる用語や表現

を使います。また記号や数式は、物理学や数学の慣例に従って書き表します。また、

学術雑誌への投稿用原稿では、学術的な書き方や慣例を踏まえた上で、冗長な表現や

口語的表現を使わないようにします。

 

また文章をチェックする際は、文脈が重要になります。原文にあいまいな言葉があ

れば、お客様にその旨を指摘してください。論文の一部や表題のみを、関連資料もな

いままに翻訳を依頼されることもありますが、文脈を明らかにすることで、結果的に

お客様の求める翻訳に近づくことができます。

 

例文1:専門性

 

例文2:一般的知識、文脈

 

細かい部分に細心の注意を払う

 

文書には、投薬量、日付、単位、化学記号など、さまざまな数値や記号が含まれて
います。これらの誤りは、たったひと文字の違いであっても、私たちの信頼が損なわ
れることになります。私たちはもちろん顧客に経済的損失を与えるだけでなく、生命
を危険にさらすような結果にもつながりかねません。どうか、細かい点にくれぐれも
注意を払うようにしてください。

 

クリムゾンは「ギネス世界記録」の2012年版を翻訳しました。このいわゆる「ギネス
ブック」には、数多くの世界記録が掲載されています。この本の中で数字の誤りを犯
すことは、ギネスというブランドの評価を傷つけることになります。弊社の翻訳チー
ムは、「ギネスブック」の中でもとりわけ重要な記録に関する数字について、ひとつ
の誤りもないよう注意して作業を行い、この本を完成させました。

 

専門的内容を調べることについて、詳しくは参考資料1をお読みください。

 

 

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